こんにちは、ありんこです。
この記事では住宅ローンを組まれる方向けに、連帯債務者についてのお話をします。ざっくりとイメージをもってもらえれば嬉しいです。
- 連帯債務ってなに?
- メリットとデメリットはなに?
などの疑問がとけます!!
納得した住宅ローンを組むために役立ててください。
連帯債務とは
銀行に相談にいったらこんなこと言われた方いますか?!
二世帯住宅の建築なので、親と子どもで連帯債務で審査しましょう!
夫婦で連帯債務で審査しましょう!
連帯債務ってなんだろう…。
ってところですよね。
簡単に言うと、2人の収入や借入を合計して一緒に借りるということです。
私自身がローンの審査をしていたときに多いのは、夫婦2名が連帯債務で借りるというパターンです。富山県は共働きが多いし、二十代で新築される方も多いので、逆に言うと、連帯債務じゃないと借りられないという感じです。
どんなメリット、デメリットがあるの?
<メリット>
- 借入できる金額が増える。
収入を2名分合算して審査することによって、たくさん借りられます。
ただし、2名分の借入も合算されて審査されることになります。
- 住宅ローン控除を2人とも受けることができる。
住宅ローン控除とは、所得税・住民税の納税予定額から10~13年間、控除できる制度。
所得税・住民税の納税予定額 ー 住宅ローン控除額(住宅ローン年末残高1%を限度) = 納税額
デメリット
- 顧客都合による脱退や債務の免除ができない。
例えば、夫婦で連帯債務で借りていた場合など、離婚によって脱退したいといっても、銀行は承諾してくれません。
- 一緒に借りている人の収入が途絶えると、返済が厳しくなってしまう。
住宅ローンはとにかく期間が長い!長ければ一人で借りるときよりリスクは当然高くなります。
今まで返済額の緩和の相談を受けてきた事例は、下記のようなパターンです。
- どちらかが癌になり収入減少
- 仕事のストレスで精神病を患い就業不能になり、収入減少
- 事故に合い、収入減少
連帯債務(2人)で借りるということは上記リスクが単純に2倍になるということです。
まとめ
物価が上がっており、建築価格も上がっています。一方、給料はなかなか上がらないなかで、理想の家を建てるには、大きな借入が必要となってくる状況です。
正直、連帯債務で借りるのはリスク・デメリットのほうが大きいです!
では、それにかわる最大のメリットはと考えると、やはり借入可能額が大きくなるということです。
事前に未来予想図を話しあったうえで、住宅ローンを組んだとしても、状況が変わることもあります。※私がそうでした
連帯債務で借りることを否定するつもりは全くありません!
ただ、このようなリスクがあるということを理解したうえで、住宅ローンを組まれることを強く、おすすめしています。
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